試験を突破する勉強法四原則(前編)
どうも。能力開発系ブログ(オカルト含む)の朽野デス。
そのうち、今回は(2)の覚えるべき事項の選び方についてお話します。
これは記憶術に限らず、勉強をする上で必要な『戦略の立て方』になります。
必ずおさえなくてはいけないポイントは四点ありますが、今回はそのうちの二点をご説明して、それ以外は次回の後編にまわします。
(1)まず、合格点の少し下の点数を目指す。
絶対に満点を目指さないでください。
私の知る限り、満点をとらなければ不合格となる試験は存在しません。
「なるべく高得点をとろう」も、ダメです。これは満点をとる思考と一緒です。
では合格点を目指すべきでしょうか?
はじめのうちは合格点も目指してはいけなくて、必ず『合格点の少し下』でなくてはいけないのです。
その理由は(2)で詳しくのべます。
(2)『覚える場所』ではなく、『覚えなくてもいい場所』をとにかく沢山みつける。
パレートの法則、エッセンシャル思考等、様々に本に書いてある事実ですが、本当に必要な情報はわずかです。ほとんどは不要な情報なのです。
だから、テキストの「ここからここまで覚えれば合格する」という考え方をやめて、勉強をしながら「ここだけ覚えれば概ね合格する」という場所のみをやるべきなのです。
しかし人は「ここだけ覚えれば概ね合格する」を探していては、どうしても保守的に必要以上に広い範囲を覚えようとしてしまうものなんです。受かりたいという気持ちがあるので当然ですよね。
ですから、「ここだけ覚えれば概ね合格する」という考え方もイマイチで、勉強をしながら常に「ここは覚えなくてもいいんじゃないのか?」と自分に問うことが大事なのです。
そうしてはじめて、覚えるべき範囲が厳選されるのです。
みなさんも、試験が終わって「あの重点的にやった分野試験に一つも出なかったな」という経験ありますよね?それを最小限にとどめなくてはいけません。
ここまで説明すると、(1)で伝えたかった内容が理解できると思います。
つまり、合格点を狙うと人は保守的に考えて、不必要な範囲まで手を出してしまうのです。
パレートの法則にしたがい、本当に必要な2割を覚えるために、はじめに狙う点数は『合格点の少し下』でなくてはいけないのです。
自分の脳が思い込みや誤った思考をしてしまうことを前提に、うまく脳をコントロールするために、上記(1)(2)のポイントは押さえておかなくてはいけませんね。
後編につづく。